親御様へ

相談は早めに!治療開始は適切に!

矯正治療を検討している方へ

小さなお子様が自ら「歯並びを治したい」と言い出すことはありません。そのため、お子様の歯並びや噛み合わせに関する問題は、ご両親が歯に関心を持ち、お子様の将来のために意欲的に取り組む必要があります。

矯正治療は専門知識が必要です

歯列矯正は、歯科医としての知識の他に、矯正に関する専門知識が必要な特殊科目です。また、治療後に求める「ゴール地点の設定」によって治療方法や費用も異なります。
お子様のうちは問題点が表面化しにくく、専門の医師でなければ見つけられないケースも多々ありますので、身近な方に気軽に相談して安心してしまうのは大変危険です。

むし歯予防と併せてご相談ください!

「カウンセリングに行くほど深刻じゃない」
「専門医は敷居が高くて…」

お子様の歯並びについて気になる親御さんは多いと思います。しかし、矯正治療にかかる費用や手間が気になり、受診するのをためらう方が多いのも事実です。
当院は、一般歯科診療も行いますので、お子様のむし歯予防や定期検診などの際に、気軽にご相談いただけます。
矯正治療を行う前に必要なむし歯治療や、矯正治療を進める上で抜歯が必要となる場合にも、別の医院へ行く必要がありません。

歯並びが悪くなる原因

幼い頃からの習慣や唇や舌の間違った使い方が原因で、噛み合わせや歯並びが悪くなってしまいます。
ガタガタの歯並びは見た目が悪いだけでなく、顎関節症や姿勢の歪みにも影響します。
骨が成長する時期から矯正治療を行うことは、将来的に様々なコンプレックスから解放されることになります。

原因となりやすい癖

  • 横向き・うつ伏せで眠る
  • 頬杖をつく
  • 寝転がってのテレビ鑑賞や読書
  • 幼児期(4~5歳)になっても続く指しゃぶり
  • 爪を噛む
  • くちびるを噛む
  • 舌で歯を押し出す
  • 歯を食いしばる

生活習慣による癖は、歯列だけでなく、顔全体から身体全体の姿勢まで歪ませてしまいます。 矯正治療は、歯に100~170gの力をかけて移動させます。対して、人間の頭の重さは大人で約5㎏、子どもで約3㎏。つまり、姿勢の癖によって歯にかかっている重量は、矯正治療の約30倍です。

遺伝

子どもの顔や体型が親に似るのと同様に、あごの形・歯の大きさ・本数も遺伝します。
ご両親ともキレイな歯並びの持ち主だったとしても、幼い頃に矯正した経験があれば、治療前の状態が遺伝します。

お子様の状態をチェック

下あごが上あごよりも奥に引っ込んでいる

いわゆる「出っ歯」と言われるもので下顎遠心咬合(かがくえんしんこうごう)と呼ばれています。
上あごに比べ、下あごが成長していない場合が多いです。

前歯より下の歯が前に出ている

いわゆる「受け口」と言われるもので、下顎前突(かがくぜんとつ)と呼ばれています。
骨格的に下あごが大きい場合と、上下前歯が前後逆に噛んでいる「反対咬合」の場合があります。

しっかり噛んでも上下にすき間ができる

開咬(かいこう)と呼ばれる症状で、奥歯をしっかり噛みしめても上下の歯にすき間ができてしまいます。
前歯を噛み合わせた時に、奥歯がかみ合わないケースもあります。

歯がデコボコに生えている

いわゆる「乱ぐい歯」と言われる症状で、叢生(そうせい)と呼ばれています。
歯が生える場所が足りない場合に、歯がキレイに並ばず凸凹に生えている状態です。
歯が正面を向かずに捻じれて生える「捻転」という症状もあります。

横から見た時に口が突き出ている

上下顎前突(じょうげがくぜんとつ)と呼ばれる症状です。
上あごと下あごの両方が前方に突き出た状態で、口全体が前に出たように見えます。

上の歯列が覆いかぶさっている

過蓋咬合(かがいこうごう)と呼ばれる症状で、上歯列がかぶさり、下の歯列が見えない状態です。
上下前歯の噛み合わせが深くなっていることが原因です。

上下の歯が左右にずれている

交差咬合(こうさこうごう)と呼ばれる症状です。
前歯と奥歯をくっつけた時に、左右いずれかの奥歯か前歯が横にずれた状態です。

歯にすき間がある

いわゆる「すきっ歯」と言われる症状で、正中離開(せいちゅうりかい)と呼ばれています。
専門的には空隙歯列(くうげきしれつ)と言います。

上下の前歯がぶつかる

切端咬合(せったんこうごう)と呼ばれる症状です。
上下の前歯がまっすぐに生えて、先端同士がちょうど合わさった状態です。

矯正・初診相談に最適な時期

小児矯正は、乳歯から永久歯に生え変わる6~12歳頃までの限定された期間の治療が基本となります。
上の前歯が生え変わる頃を目安に治療を開始するのが良いと言われています。

小学校に入学したら、とりあえず歯科検診を!

人間の歯は、乳歯は20本、永久歯は親知らずまで含めて32本です。
最近では親知らずが生えてこない方も珍しくありませんが、近年、犬歯(糸切り歯)が生えてこないお子様や、もともと歯の本数が少ない「先天性欠如歯」が増加しています。

犬歯には噛み合わせを安定させる役割があります。正しい位置に生えてこなければ、噛み合わせた時の力のコントロールが出来ず、他の歯に過剰な負担がかかることになります。また、本来生えるはずの本数が足りなければ、審美性はもちろん、あごや顔の変形などの問題が生じます。

お子様の将来のためにも素人判断をせず、小学校就学前後に一度、お子様の歯やあごの状態などを検査するようにしましょう。特に女のお子様は成長が早いため、早めに受診されることをおすすめします。

矯正期間

矯正期間につきましては、症状や治療後のゴール設定によって個人差があります。
小児矯正の場合、成長過程に応じた治療を行いますので、成人矯正よりも治療期間・観察期間が長くなります。

通常、お子様の矯正治療は、1期、2期に分けて2段階で行いますが、治療経過によっては2期の治療をしないで良くなるケースもあります。